2010年04月15日
引きこもりやニートの働き口・仙台
販売店「伊達海鮮」は、青葉区花京院1丁目の複合ビル「ソララガーデン」1階に店舗を構える。仙台みそで漬け込んだキチジやギンタラの切り身(100グラム)を300〜700円で販売する。
運営するのは、石巻市の「酉抜(とりぬき)商店」。不登校や引きこもりの若者の自立支援の活動を続けるわたげの存在を知り、4年ほど前からメンバーを臨時アルバイトとして雇ってきた。
仙台市の新店舗を新たな若者の就労の場として提供。アルバイトを含めた3人の従業員のうち、2人が引きこもりや不登校などで傷つき、わたげに駆け込んだ若者だ。
店長の藤森拓さん(35)は十数年前に引きこもりを経験。立ち直った後は、わたげのスタッフとしてニートの就業支援に携わり、店舗のオープンに合わせ責任者として働くことが決まった。藤森さんは「自分が店をもり立て、悩む若者の励みになればいい」と意気込む。
5月には、店内にわたげの若者がコーヒーやケーキを提供する喫茶スペースも設ける。酉抜商店の酉抜登喜夫社長は「売り上げを軌道に乗せ、社会復帰を目指す若者が働ける機会をもっと増やしていきたい」と話す。
引きこもりや不登校の若者は社会経験を学ぶ機会が少なく、自立の大きな障壁にもなっている。
秋田敦子理事長は「就労の場が限られていることもあり、こうした機会は大変助かる。接客の仕事でさまざまな体験を重ねることで自信を取り戻し、社会参加につなげてほしい」と話している。
伊達海鮮の営業時間は午前10時〜午後7時。年始などを除いて原則無休。連絡先は022(398)3412。
北九州の若者応援サイト「YELL(エール)」
エールは、福岡県や北九州市の求人や相談窓口など、ネット上に散らばった案内サイトをまとめ、ワンストップで情報提供する仕組み。雇用だけでなく、不登校やいじめなどに悩む若者を幅広く支援するのが目的だ。
就職希望者は、市が運営する「北九州しごと☆まるごと情報局」などのリンク先へ移動、引きこもり相談にはNPO法人が運営する支援サイトに接続できる環境を整えた。開設から約1カ月で約4500件のアクセスがあったという。
2007年06月10日
不登校シンポジウム開催/横浜
【不登校シンポジウム開催/横浜】
学校復帰の方法を探る不登校シンポジウムが九日、横浜市西区桜木町四丁目の「こども教育支援財団」横浜キャンパスで開かれた。不登校を克服した高校生四人が体験に基づく当時の思いを語り、不登校の子どもを持つ保護者ら約七十人が聞き入った。子育てをテーマに研究活動を行っている文科省認可の同財団主催。
四人はどうやって立ち直ればいいのか悩んだことや、道を歩いているだけで人の目が気になった経験などを率直に話した。中学時代に転校を繰り返した私立高校一年の女子生徒(15)は「転校先では無理して新しい自分を作ることに専念し、途中で力尽きた」と打ち明けた。
また、小、中学校時代にいじめに遭った二年の男子生徒(16)は「無理に学校へ行けとは言ってもらいたくない。行こうと思うタイミングがいつかある」。二年の女子生徒(16)は「親から『今まで良く頑張ったね。少し休んでみようか』と言われると安心し、心の整理もつけやすい」と振り返った。
同席した岐阜聖徳学園大学の田原俊司教授(臨床心理士)は「学校に行かせようと親が一生懸命になるほど子どもを追い込む。行かせない選択肢も冷静に選ぶ必要がある」と助言。休ませ過ぎることも逆効果になるといい、「どの子も『このままではいけない』という気持ちになる自己実現力を持つ。それを信じ、時期を見逃さずに適切に後押ししないと、不登校は長引く」と解説した。
(2007年06月10日 神奈川新聞)PR:不登校対策の費用に困ったときのクレジット
2007年06月04日
出前音楽塾が人気 口コミで話題呼ぶ
【出前音楽塾が人気 口コミで話題呼ぶ】
不登校や引きこもりの児童生徒宅に出向き、ドラムやベースなどを教える出前音楽塾「ミュージックワークス」の活動が人気を呼んでいる。ロックを通じて不登校を克服した経験をもつ行方正太郎代表(47)は「特技を持つことによって、内にこもりがちな心が外に向かうはず」と話している。
行方代表は高校時代、学校の授業についていけずに不登校になった。就職も考えたが、専門学校に行こうにも入学条件は高卒以上。1年近い引きこもり生活の末、一念発起して復学を果たした。
「周囲を見返してやりたい」
復学後は進学に向けて猛勉強し、成績も徐々に上がった。だが一方で、引っ込み思案の性格が災いしてか、なかなかクラスになじめない。再び不登校に傾きかけたとき、知人のロックバンドに触発されてドラムを始めた。これがきっかけとなって共通の話題で盛りあがる友達ができ、演奏の腕を上げることで一目置かれる存在にもなった。
大学で教員免許を取得し、卒業後は「一度挫折してもゼロからやり直せる教育の場」を目指して宇都宮市に不登校の児童や生徒向けの私塾を立ち上げた。高校や大学進学に道を付けるなど成果をあげたものの、新たな課題も生まれた。送り出したはずの教え子らが新天地で人間関係をうまくつくれなかった。
「他人とのコミュニケーションに自分の経験が役に立つのではないか」
授業の合間を縫って特技のドラムやベースなどを教え始めた。ユニークな試みは口コミで話題を呼び、数年前から故郷の埼玉でロックの出前音楽塾をスタート。最近は教え子から「仲間とバンドを立ち上げた」という報せが舞い込むようになった。塾生も自閉症、知的障害を抱える者にまで広がりをみせている。
行方代表は「社会に認められて働くには、ある程度の学歴が必要という現実に向き合うことは重要。その一方で、勉強にプラスして何か特技があれば、自信がついて生活を楽しめることも知ってほしい」と話している。
問い合わせは(電)070・6664・6023。
(2007年06月04日 産経新聞)
2007年05月16日
不登校児童、ラジオから応援 「京都三条カフェ」が新番組
不登校の子どもたちを応援するラジオ番組が始まりました。
「クールメディアのテレビと違って、ラジオは人間に直接働きかけるホットメディアである。」とマクルーハンも昔言っていたそうです。
いままでにないラジオでの企画で不登校のみなさんの励みになるとよいですね。。。
【不登校児童、ラジオから応援 「京都三条カフェ」が新番組】
京都市中京区のコミュニティFM「京都三条ラジオカフェ」でこのほど、不登校の子どもたちを応援する番組が始まった。外出をためらう子どもたちに向けて、ボランティア活動の情報やさまざまな生き方などを紹介し、「外へ出るきっかけになってほしい」と願いを込めている。
番組を制作しているのは、不登校児童の支援などに取り組む下京区のNPO法人(特定非営利活動法人)「インホープ」。これまで、イベントを開いてもなかなか参加率が上がらず、家などにいる子どもたちに直接働きかけようとラジオ番組制作を思い立った。
第1回の4月26日は、京都ボランティア協会の職員が、子どもでも参加できるボランティア活動などを紹介した。2回目になる5月17日は海外への関心を高めてもらおうと、ドイツ人による簡単な語学教室を予定している。番組は今後、月1−4回、木曜日の午前10時から3−18分間放送する計画で、芸術家や落語家らが子どもたちに向けて語る番組なども企画している。
インホープ代表の峰松重穂さん(48)は「家で過ごす不登校児童は七、8割にのぼる。ラジオが少しでも気持ちを変えるきっかけになれば」と話していた。
(Kyoto Shimbun 2007年5月15日(火))2007年05月15日
鳥取市教育センター開設 不登校や発達障害児支援
【鳥取市教育センター開設 不登校や発達障害児支援】
不登校や発達障害のある子どもたちの支援などにあたる鳥取市教育センターが、同市寺町にオープンした。
センターは、県教委が3月末に同市内などにあった教育支援センターを閉鎖したことを受け、市が旧NTT体育館の土地や建物を約6億400万円で購入・改修して4月2日に開設した。13人体制で、不登校や発達障害のある子どもたちを受け入れたり、学校生活の相談に乗ったりするほか、教職員の研修も行う。
4月26日に行われた開所式で竹内功市長が「20万人都市の基盤となる人づくりに役割を果たすことを期待している」とあいさつ。同センターの山下公男所長が施設概要を説明した後、参加者は、多目的ホールや畳敷きの適応指導教室などを見て回った。
山下所長は「担任や学校では解決できない問題もある。センターには専門的な知識や能力を持った職員がおり、学校の要望などに応じて支援していきたい」と話していた。
電話での相談(0857・26・3877)も受け付ける。無料。
(2007年5月11日 読売新聞)
2007年05月11日
ネットワーク多摩が不登校生徒への学習支援を開始(東京)
不登校の子どもたちの学校復帰を目指し、多摩地区の大学や行政、企業などで作る「学術・文化・産業ネットワーク多摩」(事務局・明星大学)が、インターネットの「eラーニング」を活用した学習支援事業に乗り出した。主要5教科に加え、子どもたちの学習意欲を促す教材を作成し、ボランティアの学生や教員が子どもからの質問にメールで答える。桜美林大(町田市)は、今年度から同大の正式科目に位置づけ、町田市教委とも連携し、先行して事業を進めている。(吉永亜希子)
「(子どもからの)質問への回答は簡単な言葉で」「途中で離脱しそうになった時も、気にしていると伝えて」
大型連休谷間の4月30日夕。同大のゼミ室に教育学、心理学などを専門とする教員4人と学生9人が集まって授業が行われた。勉強に行き詰まった子どもからの問いかけにどう応じるかなど、具体的な事例を想定し、活発に議論が進んだ。
この日の授業も録画し、学生はパソコンを使って繰り返し自習できる。同大2年の上西礼乃さん(19)は「eラーニングで学ぶ子どもたちには、社会とかかわりたいという思いがあるはず。その思いを支えたい」と話す。
◇
文科省は2005年7月、IT(情報技術)を用いた在宅での学習など、一定の条件を満たす不登校の子どもは指導要録上は出席扱いにできると全国に通知した。各自治体には「適応指導教室」「通級指導学級」などと呼ばれている不登校児童・生徒の学習支援の場があるが、通っているのは一部に限られているのが実情だ。このため、新たな支援策として「eラーニング」を活用するアイデアが生まれた。
事業の対象は不登校の中学生。専用IDとパスワードを使い、インターネット上の専用サーバーで、5教科の解説やドリルなどが閲覧できる。習熟度をはかるテストもあり、合格しなければ次の段階には進めない仕組みになっている。
また、同ネットワークが独自に作る教材では、大学教授らが自らの不登校経験を語ったり、理科の実験や野外観察などを紹介したりして、社会への関心や学びへの意欲を促す。
最大の特徴は、ネットの双方向性を生かし、生徒からの教科に関する質問をメールで受けることだ。学生たちは大学教員らの指導を受けながら2人1組で24時間以内に返信する。同大の広瀬隆雄教授(教育学)は「学生から励ましの声が届けば、1人で勉強するよりも学習意欲が高まるはず」と狙いを話す。
◇
同大は今年度から、同事業への参加を一般教養科目とし、学生が単位取得できるようにした。福祉や教育に関心がある学生の実践的な教育の場としての期待もある。
一方、町田市教委は、5月下旬ごろ、欠席日数などから不登校と認定した生徒に専用IDを渡し、受講を呼びかける。同市教委は「学習状況は学校の担任も把握できる。1人でも学校に戻れる子を増やしていきたい」と話す。
同大総合研究機構の本郷優紀子事務局長は「最終目標の学校復帰を目指し、他の大学や自治体と協力しながら、事業を軌道に乗せたい」と意欲を見せている。
(2007年5月11日 読売新聞)PR:予備校大宮
2007年04月29日
不登校克服 馬が手助け/うるま市の美原倶楽部
「ここに来ると、ほっとするんです。やっと、自分の居場所を見つけました」。小学五年の時、いじめが原因で不登校になった谷亜里砂さん(14)=恩納村立安富祖中三年=は乗馬クラブに通い始めて、前向きな考えを持つようになった。今では週に一、二度学校に通うまでに。馬との触れ合い、幅広い世代の人たちとの出会いが谷さんの心を開かせるきっかけになったようだ。(宮城貴奈)
谷さんは中学入学後も不登校を続けていた。昨年六月、担任教諭が谷さんの動物好きを知って、うるま市の美原乗馬倶楽部で職場体験。一週間、仕事を学び、体験終了後、倶楽部支配人の勧めで週に一、二度、倶楽部に通う。毎回二時間ほど、インストラクターの山下幸雄さん(70)の指導を受けている。
「山下さんはできるまで全力で教えてくれる。乗馬以外にも外国で働いた経験とかを話してくれるから、先生っていうよりも友達かな」。倶楽部に通ううちに、早起きもできるようになった。「生活がきちっとするようになったし、乗馬を通して友達が増えたことがうれしい」
もともと口数も少ない。でも「ここに来て、いろんな世代の人と話すし、親も外に出るようになったと喜んでいる。自分でも前より明るくなったと思う」。谷さんは心境の変化を笑顔で話す。
中学二年の二学期からは週に一、二度登校するようになった。母親の喜美子さん(43)は「(不登校で)殻に閉じこもっていたが、今では自分の意見が言えるようになった」と喜ぶ。山下さんも「最初は口数も少なかったが、今では電話でお客さんの対応や掃除も率先してやる」と目を細める。
倶楽部では、乗馬だけではなく、世話の方法も指導する。谷さん以外にも、不登校の子ども二人を引き受け、登校への後押しをしてきた。
山下さんは「馬と触れ合うと、情緒が安定し、精神的にも良い影響を与える」と効果を説明。「馬は世話する人の意思を伝えないと動かない。子どもたちが自身の意思を伝え、馬がその通り動くと、子どもたちは自信を取り戻すのではないか」と話す。
谷さんは「ずっと馬に乗っていたい。将来は、指導者になれたら」。少し照れた表情で語った。不登校支援の東京シューレ、都内に中学を開校
不登校の子どもたちのための私立中学校「東京シューレ葛飾中学校」が東京都葛飾区新小岩3丁目に開校し、9日、入学式にあたる「はじまりの会」が開かれた。入学・編入した生徒は84人。子どもの負担を軽くするために授業時間数を減らし、生徒たちが生活のルールを決める「自分たちでつくる学校」が動き出した。
不登校の子どもの支援に取り組んできたNPO法人「東京シューレ」(本部・北区)が国の構造改革特区制度を利用し、学校法人を設立。校舎は、01年に廃校になった区立松南小学校の施設を区から借り受けた。昨年11月、都から中学校として認可を受けた。
生徒のうち、葛飾区在住は11人。埼玉、千葉、神奈川、茨城県から計32人が通い、遠い生徒で約2時間かけて通学する。
年間授業時間は学習指導要領で980時間と定められているが、770時間で認められた。英語、数学、国語は各学年で授業を受け、他教科は3学年混成の「ホーム」と呼ばれる28人学級で勉強する。
道徳と特別活動の時間を統合した「コミュニケーションタイム」もつくる。子どもたちに自ら学校生活のルールをつくってもらう方針だ。
「子どもたちがいやすく感じ、安心して通える学校にしたい」と校長の奥地圭子さん。
埼玉県の中学校から編入した2年生の島津佳菜子さんは「自分でつくる学校なので楽しみ。クラリネットをやっているのでバンドを作りたい」と式であいさつした。